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【短信】外国が米国をアウトパフォームへ:マーク・ファーバー

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏は、今後の投資リターンには多くを望めないとし、米市場より米以外の市場が有望と話している。


引退した人、引退が近い人からすると、保有資産の将来リターンの心配がある。・・・
将来儲けるのがもっと難しくなる。

ファーバー氏が The Income Generation Showで、個人投資家が直面する投資難を説明した。
一般的なやり方のように株式と債券での分散投資を行う場合でも、現在債券のリターンは極めて低く、株式のリターンに依存せざるをえない。
ところが、株式リターンには2つの側面で偏在が見られるという。

  • 株価指数は上昇していても、上昇銘柄の広がりがない。
    上昇しているのが一部銘柄に限られている。
  • 国・地域でいえば、上昇が米国に偏っている。
    「米国が世界ではなく、国際的に見ればほとんどの株式市場は1998年や2007年以降あまり上がっていない。」

2つの面の交線をとれば、FANG等の銘柄ばかりが上がってきたということなのだろう。
ファーバー氏は、逆張り投資家らしい見通しを語っている。

(上昇)パフォーマンスが極めて狭い範囲で起こっている。
しかし、将来的には、外国市場が米国より良い結果を出すと予想している。

米インフレの見通しについて尋ねられると、ファーバー氏はインフレを「歯磨き粉」のようなものと喩えている。
長い間起こらなかった場合、一度起こると押し戻すのが難しいものなのだという。
すでに起こり始めているとし、《終末博士》らしい不穏な先行きを予想した。

「インフレは一時的なものではなく、インフレ上昇はすでに起こっており、一部の人を有利にしているが、企業収益には有利ではない。
賃金は上昇する。
賃金が上昇すれば、売価を引き上げない限り、企業収益は悪影響を受ける。」


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