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【短信】債券王ビル・グロスに懲役刑

世界最大の債券ファンドとなるPIMCOを創業し、かつて債券王と呼ばれたビル・グロス氏がついに懲役刑を宣告されることとなった。


FPでも何度か振れたとおり、グロス氏は隣人との間で訴訟を抱えていた。
大音量の音楽等を隣人に向かって鳴らし、彼らの平穏を妨げたとして、訴えられたのだ。
昨年12月グロス氏は自宅外での音楽再生を禁じられている。
これで終わったはずだった。
しかし、今年7月、隣人が再び大音量の音楽を警察に通報する事態となった。

CNNによれば、オレンジ郡高等裁判所がグロス夫妻に有罪判決を下した。
罪状は、裁判所の命令を守らなかったための法廷侮辱罪。
2人にそれぞれ1,000ドルの罰金と5日間の懲役が言い渡された。
パンデミック下であることを勘案し、5日のうち2日が社会奉仕活動に変更され、残りの3日についても1年間禁止命令を守れば執行猶予になる可能性があるという。
裁判所としては、お灸をすえてやったというところなのだろうが、効果はいかほどだろう。
グロス氏は控訴する構えだ。

愛用したBloombergキーボードがスミソニアン博物館に収められるほどの投資家だ。
一方で、自ら作り上げたPIMCOからは追い出されるように退社するはめになった。
77歳の老投資家は今年、GameStop騒動に参戦し大儲けしている。
投資の成功を支える情熱と、懲役を食らうほどの協調性のなさは、同根なのだろうか。


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