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【短信】今投資に大切な2つのテーマ:ジェレミー・グランサム
2020年6月7日

大手投資会社GMOの共同創業者ジェレミー・グランサム氏が、株式市場の割高感を警告し、投資家に2つの点を説いている。


私たちはこれほど将来が不確実な時代を生きたことがない。
にもかかわらず、少なくとも表面的には経済・金融がすべて素晴らしく見えていた1月の高値の10%下に市場はある。

グランサム氏が第1四半期の投資家向け書簡で書いている。
同氏は何もかも「異常なほど不確実」だという。
企業の収益性、経済成長、資本主義、社会、国際政治が大きく変化する可能性があり、良くなるものも悪くなるものもあるはずという。
この不確実性の中、米国株市場は史上最高値を目指している。

現在の米国株市場のPERは歴史上の上位10%にある。
米経済は対照的に下位10%、おそらくは下位1%にある。

経済と市場が真逆の位置関係に見える。
この乖離と高い不確実性から、グランサム氏は市場の状態を解説する。

「リスク対リターンでいうと、特に起こりうる最悪の結果と最良の結果を比べると、分別と忍耐がより適切になる時に、現在の市場は一方的な楽観に陥っているように見える。・・・
現在は明らかに史上最も印象的なミスマッチの1つだ。」

こうした相場観からGMOは株式のエクスポージャーを縮小してきた。
状況を考えれば、株式市場はもっと低い水準にあるべきとの結論だった。

グランサム氏は、不確実な状況の中から2つ、投資家にとって重要なテーマがあると説いている。

これは新たなタイプの危機であり、違うところが多い。
確かなことはないが、おそらくより良く安全なテーマもまだ存在するはずだ。
用心と忍耐がその中の2つになるのだろう。


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