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【短信】今年の世界経済の見方:モハメド・エラリアン
2021年1月18日

アリアンツ首席経済アドバイザー モハメド・エラリアン氏が、今年の世界経済の地域別の先行きを2段階に分けて見通している。


最初のスタートがそれぞれ違うレースを考えてみて。
東アジアは、コロナウィルスをはるかにうまく制御したことで、回復においてはるか先を行っている。
欧州は大きく出遅れている。

エラリアン氏がYahoo Financeで、今後の米・欧・亜の経済の先行きについて予想している。
メディアとは残酷だ。
高名な投資家でも予想不可能なものを予想させようとする。
エラリアン氏は足元について、アジアの先行、欧州の出遅れを指摘している。
しかも、その差はかなり大きいという。

「実際、過去数か月から今後数か月で最良のアジアと最悪の欧州の差を比べると、年率換算で20%ポイントにも及ぶだろう。・・・
米国はその間のどこかだ。」

エラリアン氏は、状況が年内に再び変化すると予想する。

だから、欧州は二番底へ、アジアは回復を継続、米国は鈍化するが二番底は回避する。
これが今年初めの6-9か月のシナリオだ。
その後、アジアは鈍化、欧米がキャッチアップを始める。

これで、エラリアン氏が抱く地域ごとの経済の強弱が2021年内の時間軸で理解できる。
前半は東アジアが引っ張り欧州が大きく後れ、第3または第4四半期は欧米がキャッチアップというものだ。
これは経済の話だから、市場は少し別の話かもしれない。

まだ市場バリュエーションにそれは反映されていないように見える。
これらすべてから市場動向が切り離されているのは魅力的だ。

エラリアン氏は、経済と市場を切り離しているのが「各国中央銀行の介入」だと話す。
つまり、その介入が続くなら、各市場は現状の好調を続けるかもしれない。
仮に介入が凪ぐなら、各市場は経済の実勢を反映するようになるのだろう。


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