海外経済 投資

グッゲンハイム スコット・マイナード 【短信】中央銀行のあるべき姿:スコット・マイナード
2020年4月30日

グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、楽観を続ける米市場に心配し、FRBのあるべき姿を辛口に語っている。


この超低金利の時代が続くなら、PER 25-30倍の株価は現実的だろう。
私は、現時点で誰もこういう評価についての判断を下していないと思う。

マイナード氏がBloombergで、あまりに楽観的でFRBだよりの株式市場に危機感を示した。

米国株市場の回復が目覚ましい。
コロナウィルスの問題が解決に向かっているとは言い難い中で、どんどん値を戻していく。
今後企業収益(実績)は悪化が避けられないだろうから、株価倍率は逆に上昇するのだろう。
これを正当化するには、超低金利の継続、あるいは企業業績の回復が必要だが、いずれも確たる予想は立たない。
それでも市場は回復を続けている。

FRBが長短金利を低位に保つことは可能かもしれない。
しかし、企業業績の回復の方はどうなのか。

FRBが極端に緩和的な金融政策で経済を急発進させられる確率は低いと考えている。
しばしば話しているが、これ(コロナ・ショック)は金融政策が対処すべきとされる問題ではない。

コロナ・ショックを解決できるのは、第一に医療的解決の進展だろう。
これはゆっくりと進むものであるし、時間がかかるものだ。
そのペースに比較して市場の回復は圧倒的に早い。

マイナード氏のFRB観は、FRB創設の理念のままのようでさえある。
近年、何でも中央銀行に依存し、その業務範囲を広げてしまったような考えとは全く異なる。
同氏は、金融緩和を景気刺激策とも考えていない。

金融政策とは、信用を流し、市場を機能させるよう設計されたもので、経済成長を刺激するためのものではない。
議会の領域である根本的な構造問題に対処するためのものではないんだ。


-海外経済, 投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。