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【短信】中国は良き資本主義者:ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ氏が、中国 恒大集団の債務問題について皮肉交じりに中国政府の対応を支持する発言をしている。


中国が問題を抱えているのは疑問の余地がない。
債務を抱えている。

ロジャーズ氏がWealthionのインタビューで、中国経済の抱える問題点を認めた。
ただし、中国政府の対応について前向きな受け止め方をしている。

興味深いのは、中国が
『破綻させる。
失敗すれば、救済しない。』
と言ったことだ。
彼らは共産主義者なのに、良き資本主義者のように行動している。

ロジャーズ氏は皮肉交じりに指摘する。
西側の資本主義諸国で恒大集団の債務問題のような問題が起これば、すぐに救済の要否が議論される。
たとえ対象が民間企業であっても救済が選択されることが少なくないのは、過去の債務危機で見てきたとおりであり、しばしば世論の批判の的となってきた。
これは資本主義の原則論からは少し外れたやり方だ。
一方(建前として)共産主義を掲げる中国の方は、当初から毅然として救済しない姿勢を示している。
ロジャーズ氏は、この方針を支持し、中国や世界のためになると話す。

ロジャーズ氏は従前どおり、人生最悪の弱気相場がやってくるとの予想を継続している。
同氏はどうやら、そのタイミングで世界のNo.1国家が交代する可能性があると考えているようだ。
その場合、次のNo.1は中国が最有力だと、以前からの見方を繰り返した。
莫大な外貨準備を有し、他の先進国と比べて債務が少ないことを理由に挙げた。
ただし、その変化は不透明で、相当な時間がかかるかもしれないことも滲ませている。

今予想するなら中国だ。
しかし、たとえば今と2031年の間でも多くのことが起こりうるから、定かなことはわからない。
今のところ、中国ほど損害が少なく成功すると思われる国は他に見当たらない。


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