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【短信】下落を歓迎し確信している:ジェレミー・グランサム
2021年6月10日

大手投資会社GMOの共同創業者ジェレミー・グランサム氏が、多くの市場で見られるバブルを警戒し、1990年代の日本の二の舞にならないよう説いている。


「日本の二の舞になってはいけない。
日本は土地・不動産の歴史上最大のバブルを経験した。
私は、南海バブルより大きかったと考えている。・・・
32年後、土地は1989年の頃まで戻っていないし、株式市場は名目ドルベースで1989年まで戻っていない。
『山高ければ谷深し』の完璧な例なんだ。」

グランサム氏のあるコンファレンスでの発言をMarkets Insiderが伝えている。
同氏の危機感は主に米市場だ。
先進国市場はどこも割高というが、米市場の割高感は突出して著しいという。
一方、新興国市場はむしろかなり割安だという。

グランサム氏は、資産価格が上昇すればするほど将来の期待リターンが下がるという当然の関係を説明した。
価格上昇は、資産を取り崩す段階にある高齢者にとっては良いことだが、これから投資する人にとっては不利であると指摘した。
その上で、自分の希望を述べている。

「私は価格下落を歓迎するし、そうなると確信している。」

以前から、今後数か月でバブルが崩壊すると予想してきたグランサム氏だが、いくつか危うい資産クラスを挙げている。

  • S&P 500、NASDAQ: 今後10年のリターンは振るわない。
  • 不動産: 世界のほとんどの市場でバブル状態。

一方、有望な資産クラスにも触れている。

  • 新興国市場株式: 10-20年良好なリターンが見込める。
  • 金属: 電化に必要な銅、コバルト、リチウム。

グランサム氏は、バブル崩壊がさまざまな資産クラスに広がっていくと予想している。

今回、SPACが1月、NASDAQが2月にピークを打ったと考えている。
おそらく数か月のうちに、他の市場にもシロアリが侵食していくだろう。


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