投資

【短信】リバウンドまでまだ下げる:ゴールドマン
2020年3月11日

ゴールドマン・サックスが、世界の株式市場のさらなる下落を予想し、その後反騰に転じるとのシナリオを唱えている。


現段階で私たちは、均衡がまだイベント・ドリブン型の弱気相場の方に傾いていると考えている。
これは株式市場での急激なリバウンドを示唆しているが、それはもっと低い水準からだ。

ゴールドマンのピーター・オッペンハイマー氏らが9日付レポートで書いている。
同氏らは、株式がコロナ・ショック前の高値から20-25%下落した後、急騰に転じると予想している。

ゴールドマンは、今回のように一時的ショックにより引き起こされた弱気相場は構造的不均衡によるものより穏やかで短いと指摘している。

弱気相場の平均下落率

  • イベント・ドリブン(景気後退をともなわない): 29%
  • 構造的: 57%
  • 循環的: 31%

弱気相場の平均期間

  • イベント・ドリブン: 9か月
  • 構造的: 42か月
  • 循環的: 27か月

相場が名目ベースで元に戻る(弱気相場開始からの)平均期間

  • イベント・ドリブン: 15か月
  • 構造的: 111か月
  • 循環的: 50か月

今回、コロナ・ショックが、一部で言われるように全体の一角にすぎず、今後構造的不均衡の解消が始まるなら、弱気相場が42か月も続き、元に戻すまで111か月もかかることになる。
構造的な問題にはならないが、このまま循環的な景気後退に入ってしまうなら、弱気相場が27か月続いて、元に戻すのに50か月かかることになる。
仮にゴールドマンの見立てどおり、幸運にも景気後退に至らない場合では、弱気相場が9か月続き、元に戻すのに15か月かかることになる。
これは、すぐに回復するといった楽観シナリオを抱いていた投資家にとって少々不都合な真実なのではないか。
(出典を変更し、下落率を加筆しました。)


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