バークシャー・ハザウェイ年次株主総会: ウォーレン・バフェット氏がマーケット・タイミングについて質問に答えた。
月曜日に株式市場が開いたとき、私たちはどうなるかほとんどわからない。・・・
私たちのどちらも、市場がどうなるか、経済がどうなるかに基づいて投資すべきと言ったり考えたりしたことはない。
バフェット氏が、マーケット・タイミングについて尋ねられて答えた。(CNBC配信)
ある株主が、実際に過去バークシャー・ハザウェイが安値で重要な投資を実行してきた点を指摘。
その秘訣はどこにあるのか尋ねたのだ。
バフェット氏の答は、マーケット・タイミングはやっていないというもの。
チャーリー・マンガー氏に尋ねても、答は「No」だった。
マーケット・タイミングがうまくいっているように見える理由をバフェット氏は解説した。
興味深いのは、時々褒められることがある。
2008年みんなが株式に失望していた時、楽観していたことなんかをね。
私たちは、純資産の大半をとても悲惨な時に投資してきただけなんだ。
バフェット氏は、リーマン危機直後のゴールドマン・サックス等への巨額投資について回想する。
同氏らに、当時が好機か否かの確信があったわけではないという。
ただ「本当に悲惨な時」だったといい、投資後にニューヨーク・タイムズに「バイ・アメリカン」の寄稿をしたのだという。
バフェット氏が無知の知を重んじるのは有名。
自ら2020年3月(コロナ禍の急落)ではチャンスを完全に逸したと認めている。
マーケット・タイミングに長けていたわけではない。
いつが投資に十分かを知るのがそこそこうまくいっただけなんだ。・・・
私たちはマーケット・タイミングをしたことはないし、経済への洞察もない。