海外経済 政治

【短信】パーティは終わらざるをえない:カール・アイカーン
2022年2月18日

著名投資家カール・アイカーン氏が、莫大な借金による財政出動を心配する人たちの輪に加わった。


ハッピーエンドにはならない。
たくさんの弱気相場を見てきて共通するのは、悲しいことであり、多くの人が莫大な資本を失うこと。・・・
これは予想ではないが、遅かれ早かれ今のような状況は比較的良くない終わりを迎える。

アイカーン氏がBloombergで、あまり明るそうでない将来を語った。
同氏が言及した「今のような状況」とは、貨幣増発を繰り返しインフレの制御を失いかねない状況のことだ。
アイカーン氏は、高校の初級クラスで教えるように、貨幣だろうが何だろうがどんどん作ってばら撒けば価値が失われると説明した。
しばらくの間はばら撒きを受けて人々は喜ぶかもしれないが、いつか厳しい現実を知ることになる。

それは人々を幸せにするだろうし、時として必要なのも確かだ。
しかし、今パーティは終わらざるをえなくなっている。

アイカーン氏といえば、トランプ氏の大統領選で選挙参謀を務め、さらに2017年まで大統領の特別顧問を務めた人物。
ばら撒きを始めた大統領を支えた重要人物の1人だ。
大統領選で勝利が見込まれると、会場を早々と中座し、株式市場の上昇に備えてポジション調整を行った逸話がある。
市場の振る舞いを知り尽くした大ベテランであり、そのベテランがばら撒きへの危機感をあらわにしている。

インフレが昂進すれば、パーティを終えざるをえなくなる。
まだその時は来ていないとするものの、ただ様子見を続けれは手遅れになるとアイカーン氏は釘を刺す。
同氏は、変数の多さから、将来を予想することを度々躊躇していたが、度々促されてこう予想を述べている。

今後3-4年あるいはもっと早いうちに、これらすべてのことがどういう形かで壁にぶち当たり、良くない結果になるだろう。


-海外経済, 政治
-

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。