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米ドル 【短信】ドル円は95円へ:ゴールドマン・サックス
2020年3月6日

ゴールドマン・サックスが、ドル円相場の「現実的なターゲット」として1ドル95円の円高ドル安を掲げている。


投資家が、利下げ余地の限られている他の安全退避地に逃避している。
ユーロ、円、スイス・フラン・・・

ゴールドマンのザック・パンドル氏が、FRB利下げとともに外国為替市場で起こっていることを説明した。
ユーロ圏、日本、スイスの政策金利はすでに深く沈んでおり、利下げ余地はほとんどない。
米金利が低下することで米国との金利差が縮まり、ドルが安くなり、ユーロ・円・スイス・フランは高くなる。

気になるのが円相場だ。
パンドル氏は、円がさらに大きく上昇する可能性があるという。

円は、まだ比較的割安といえる数少ない古典的な安全資産だ。
私たちの長期的なドル円のフェア・バリューの推計は1ドル95円だ。

パンドル氏は以前から円高予想を続けている。
他のリスク資産のヘッジのための円保有を奨めてきた。

バンドル氏は、円高が進めば政府・日銀が円高を食い止めようとする可能性を想定している。
しかし、そうなっても日本がやれることは相対的に少ないと見透かしている。

金融緩和は難しい。
まだ通商政策・為替政策を米国と議論している状況で、直接の為替介入を行えば、少々物議を醸すだろう。
だから、幸運でない限り、ここ(106円台)からもう少し円高になる可能性は比較的高い。

パンドル氏は、仮にコロナ・ショックが今感じられるほど悪くなくなれば、円相場が安定すると話す。
しかし、そうでなければ、円高トレンドが継続するだろうという。
パンドル氏は1ドル95円をターゲットと話したが、どの程度の期間の予想だろう。
これが意外と短期なのだが、それでも「現実的」なのだという。

明日そうなるとは考えていない。
でも、今後数か月世界市場が混乱すると考えれば、現実的なターゲットだ。
円はかなり大きなアップサイドがある。


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