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【短信】ドルは短期中立、長期ドル安:ジェフリー・ガンドラック

ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック氏が9日ウェブキャストを行ったので、要点をまとめておこう。


インフレが一過性かどうかなんてわからない。・・・
一過性であるのを示すのは1年前に対するベース効果だろう。
でもCPIやPPIの前月比を見ると、インフレは前年比だけでなく3-4か月前との比較でも加速し続けており、『ベース効果ナラティブ』はやや分が悪い。

ガンドラック氏の足元のインフレについての分析をKITCO News 1)が伝えている。
他のソース(ThinkAdvisor 2))では「一過性の可能性がある」、今後「上昇ペースは鈍化する」と述べたと報じられており、微妙なニュアンスだったようだ。
つまり、インフレ昂進が一過性かどうかはわからないということだろう。

ガンドラック氏は足元の高インフレの大きな要因となっている需給のミスマッチに関連し、労働者の職場復帰についてコメントしている。
失業給付への手厚い上乗せ等が9月に期限切れとなることが「経済へのショック」になりうるという。
労働者が職場に戻り、住宅や自動車などの供給不足が解消する可能性があるという。

これが、インフレが一過性とする最良の論拠だろうが、これは経済が大きく反転することを暗示している。 2)

FRBがいうようにインフレが一過性なら、米経済が減速する可能性を意識すべきとの指摘だ。
金融緩和が継続することが必ずしも幸せな未来を約束するものとは限らないと言いたいのだろう。

以下、各資産クラスについてのコメント:

  • 米ドル: 短期は中立、長期はドル安。 2)
    長期的にはドル・インデックスは70を割る可能性も。 1)
  • 外国株: 欧州株など外国株が米国株と同等かアウトパフォームし始めた。
    外国株へ投資している。
    将来ドル安になるならなおさら妙味が増す。 1) 2)
  • 金: 短期はドルが動かず、金も動かない。 1)

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