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【短信】デービッド・ローゼンバーグのデフレ前提の投資戦略
2021年11月9日

ベア派エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏は、従前どおり米国のディスインフレ回帰を予想し、それを前提とした投資戦略を語っている。


長期債が2%かそれを超えれば、債券ポートフォリオのデュレーションを長期化すべきだ。

ローゼンバーグ氏がCNBCで、筋金入りのディスインフレ予想派ぶりを披露した。
ある程度高いインフレが居座り、金利が上昇していくとの予想が優勢になる中でも、ローゼンバーグ氏は長期金利2%を超えたあたりで反転すると信じているようだ。

FRBによるテーパリング決定は、FRBがインフレ水準の上方シフトを事実上認め、金融政策を正常化する必要性を認めたことを意味する。
市場もまた、程度の差こそあれ、金利上昇を見込んでいる。
金利上昇では、概して長デュレーションの債券の下げがきつくなりがちだ。
金利上昇を見込むなら、デュレーション長期化はありえない選択だ。
インフレが一過性で金利が反転すると予想するからこそ、デュレーション長期化を奨めているのだ。

ローゼンバーグ氏の見方は、概してコンセンサスに反する方向性といえるだろう。
しかし、だからといって、それが間違っているとは限らない。
誰にも未来を確実に予想することなどできない。
だからこそ、同氏のような考えを聞いておいて損はない。
予想が外れた時にはどういうことが起こりうるのか。
それを勘案しておくこそ投資におけるリスク管理というものだろう。

ローゼンバーグ氏の投資対象へのコメントは以下のとおり:

  • クローズドエンドの地方債: よく見える。
  • FF金利先物: 経済鈍化の兆候があり、金利は下がると予想。
    景気後退とまではいかないが、期待外れが起こる。
  • 債券の代用: ヘルスケア、生活必需品、公共。
  • グロース: 成長が希求されるため、バリューより有利。
  • バリュー: 成長加速かインフレが必要だが、来年には望めない。

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