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チャーリー・マンガー 【短信】チャーリー・マンガー氏の大学寮を建築家が批判

バークシャー・ハザウェイ チャーリー・マンガー氏の寄付で建設予定の大学寮について、その設計を巡りプロジェクト関係者が抗議の辞任をした。


議論となっているのは、UCサンタバーバラに建設予定の学生寮。
マンガー氏が2億ドルを寄付し、同氏の建築の構想にしたがうことが条件とされている。
キャンパス内に建設される4,500人収容可能な大規模な寮で、店舗・レストラン・会議室・音楽室・余暇室などを備える総合的居住設備になる。
大学新聞によれば、マンガー氏は「陸上の船の建設」と呼んでいるという。
ユニット構造を採用し、コスト・環境面の管理を徹底しつつ、より多くの1人部屋を提供できるよう工夫されている。

マンガー氏は以前にもミシガン大学やスタンフォード大学で同様の寄付を行っている。

サンタバーバラ・インデペンデントによれば、今回辞任したのはUCサンタバーバラの設計審査委員会のデニス・マクファデン氏。
「マンガー・ホール」には4,500人が居住するのに入口は2つ、94%の学生が窓なしの1人部屋に済むことになる点を強く批判している。
自然光・外気・景色がないことが身体的・精神的健康を害しかねないとし、「自身の建築家・親・人間としての見地から支持できない」と警告している。
大学は、この辞任・批判で計画を変更するつもりはないと表明している。

Bloombergによれば、マンガー氏は、同じ考えで建設されたミシガン大学寮が学生から受け入れられている点を紹介しつつ、自身の構想を弁護している。

みんな光、自然光が好きだが、これはトレードオフなんだ。・・・
採光を最大にすれば、建物に住める人は少なくなる。

米大学を巡る金勘定は厳しい。
大学、特に公立大学の財政は厳しく、学費・生活費のインフレは過酷で、結果として学生は借金漬けになる。
学生のプライバシーを守りつつ、低コストの寮を提供するのは至難の業だ。
一方で、教育機関としての理想ももちろんある。
日本の安いビジネスホテルよりは居心地が良いようにも見えるが、それを良しとするわけにもいかないのかもしれない。


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