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【短信】ジャンク債ショートのアイデア:ジム・ロジャーズ

ジム・ロジャーズ氏が、債券市場のバブルを指摘し、めずらしくフィクストインカム分野での投資アイデアを披露している。


世界中で私が明らかにバブルだと見るのは債券だ。
中央銀行の誰かがこれに対処すべきだ。

ロジャーズ氏がBNN Bloombergで、いつものようにひとしきり政策決定者たちの悪口を述べた後、債券市場におけるバブル発生を再び指摘した。
キャスターから、債券バブルに根ざした投資戦略を尋ねられると、ロジャーズ氏はハイイールド債のショートを提案している。

ジャンク債は考えられてきたよりはるかに低い利回りで売買されている。
言ったとおり、債券は史上最高値圏だ。
だから、ジャンク債を売り、あるいは空売りするのが一法だろう。
金利上昇を予想し、経済が問題を抱えれば、ジャンク債は大打撃を受ける。

ただし、このアイデアはFRBとのチキン・レースになる可能性も否定できない。
昨年FRBは、フォールンエンジェル(投資適格から不適格に格下げになった銘柄)まで買入れる方針を公表し、それがハイイールド市場の流動性を回復しハイイールド・スプレッドの急縮小につながった経緯がある。
一方で、中央銀行の介入が始まるまで、同市場が株式市場等の先行指標として考えられてきたのも事実だ。
つまり、介入やその効果が続くならこのショートは実らない可能性が高いが、続かないなら(スプレッドが小さくなっている分)実りは大きいことになる。

その開始の兆し、展開を知るため、ジャンク債を注視・観察すべきだ。


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