投資

【短信】シグナルに翻弄されつつめげないジェレミー・グランサム
2021年8月7日

今回もバブルを早く予想しすぎたジェレミー・グランサム氏だが、時期はともかく、バブルがどう終焉を迎えるか、事例研究について傾聴しておこう。


歴史の本に書いてあるが(バブル終焉に)針は要らない。・・・
破裂するというよりも風船から空気が抜けていくようなものなんだ。
最大の自信、最大のレバレッジ、最大の債務となったところで、空気が抜け始めるものなんだ。

グランサム氏がMoneyWeekインタビューで、バブルが終わる時の様子を語っている。
何かはっきりした原因/きっかけがあるというより、日々徐々に楽観が減っていき、市場参加者が手を引き始めるのだという。
同氏はさらに、20世紀の3大バブルの終期(1929年(狂騒の20年代)、1972年(ニフティフィフティ)、2000年(ドットコムバブル))では、もう1つ特徴的な現象が見られたという。

上昇局面で超高リスク・超投機的な銘柄がアンダーパフォームを始めるというとても奇妙な時期があった。
それら時期の間には起こらなかったことが、突然始まったのだ。

つまり、大きなバブルの終期では、市場の他の部分が上昇を続けている中で、一部の投機的な銘柄群が(高ベータにもかかわらず)低迷を始めることがあるという観察だ。
3つのバブルで、この現象がどれだけ継続したか、グランサム氏は明かしている。
・1929年: 8か月
・1972年: 11か月
・2000年: 6-7か月

グランサム氏は、今年2月9日以降低迷が始まった小型株指数Russell 2000が今回の兆候なのではないかと示唆している。
すでに5か月超経っており、この状況が継続するなら危ないと言いたいようだ。

ただし、当然のことにバブルの始まりや終わりを予想するのは至難・不可能だ。
グランサム氏は昨年以降、何度か《だまし》に引っかかってきた
シグナルが点いては消えるのだ。
さて、今回のシグナルは先例と同じくらい継続するだろうか。


-投資
-, ,

執筆:

記事またはコラムは、筆者の個人的見解に基づくものです。記事またはコラムに書かれた情報は、商用目的ではありません。記事またはコラムは投資勧誘を行うためのものではなく、投資の意思決定のために使うのには適しません。記事またはコラムは参考情報を提供することを目的としており、財務・税務・法務等のアドバイスを行うものではありません。浜町SCIは一定の信頼性を維持するための合理的な範囲で努力していますが、完全なものではありません。 本文中に《》で囲んだ部分がありますが、これは引用ではなく強調のためのものです。 その他利用規約をご覧ください。