グッゲンハイム・パートナーズのスコット・マイナード氏が、FRB金融政策がバブルを生んでいると批判し、当面の株価・長期金利を予想している。
FRBの(短期)国債買い入れによって、すべてがバブルに変化している。
資産クラスの価格を押し上げている。
これがどんどん膨らんでいく。
マイナード氏がBloombergで、FRBの金融政策が醸成するバブル膨張に危機感を示した。
企業部門でレバレッジが過大になっており、企業債務の市場にリスクが高まっていると心配している。
同氏は、FRBが景気後退を永遠に遠ざけることはできないと指摘する。
「FRBは経済を持たせると約束するが、いつか経済が鈍化すれば、みんな脆弱になる。
景気後退入りは不可避だ。」
コロナウィルスの影響も含めた今後の市場について尋ねられると、マイナード氏は1月中にも調整がありうると話した。
伸び切った市場やコロナウィルスは、トレーダーにとって格好の売り材料となりうるからだ。
しかし、一方で、市場には自己満足の兆候が見られ、すぐにリバウンドする可能性もあるとした。
マイナード氏は大胆に当面の株式・債券の相場を予想している。
時間が経つにしたがって、みんなコロナウィルスが現在(市場に)織り込まれているよりおそらく悪いことを理解し始めるだろう。
株式はおそらく3-5%調整し、米10年債利回りはおそらく1.3%近辺まで下げるだろう。
29日の米10年債利回りは1.56%前後で終えている。