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ウォール街 【短信】オプション市場が暗示する投資テーマ:マイロン・ショールズ
2019年10月20日

オプション・プライシング・モデルで有名なマイロン・ショールズ スタンフォード大学教授が、オプション市場の動向から市場の方向性を読み解いている。


現在、賢い投資家は先行きを悲観しているようだ。

ショールズ教授が投資コンファレンスで語ったオプション市場の分析についてCNBCが伝えている。
コール・オプションとプット・オプションの動向を用いて、市場が先行きをどう予想しているかを読み取ったものだ。

「もしも市場価格が将来についての情報を示してくれていると信じるなら・・・基本的に市場はS&P 500のダウンサイド・リスクを約11%、アップサイドをわずか10%と見ている。
分布はダウンサイドに寄っている。」

日本人の悪い癖:
アップサイドが10%でダウンサイドが11%ならそんなに悪くないと感じてしまう。
米国株とは基本的に上昇を続けてきた資産クラスなのだ。
リスクが上下でほぼ釣り合っているというのは、米市場の投資家からすると弱気寄りということになるのだろう。

ショールズ教授は、セクターごとの違いについても言及している。

同じことは、素材セクターを除くすべてのS&P 500のセクターについて言えることだ。

つまり、素材セクターだけ例外で、弱気とはなっていないのだ。
米市場に広がるインフレ期待への変化が背景にあるのだろう。
素材は比較的インフレに強い。

もちろん強いのは素材株だけではない。
ショールズ教授は金や物価連動国債が買われていると指摘する。

「私たちが見つけた興味深いこと:
市場はいくらかインフレの兆しを示唆している。
市場はインフレを心配する傾向にある。
基本的には、債券や金が強く、株式は弱い。」

ショールズ教授は、インフレに強いコモディティ、例えば石油・ガス、金・銀、農産品に強気だという。


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