バークシャー・ハザウェイ年次株主総会: ウォーレン・バフェット、チャーリー・マンガー両氏が、投資でなく投機を促すウォール街の姿勢を批判した。
市場とは時としてかなり投資への指向等を強める。・・・
別の時には、完全にカジノや賭博場と化す。
ウォール街に促され、過去数年その度合いが異常に高かった。
バフェット氏が株主総会で、市場をギャンブルの場にして金儲けをするウォール街を批判した。(CNBC配信)
みんな長期投資のすばらしさを知っているのに、ウォール街からすれば頻繁に売買を繰り返してもらわないと儲からない。
「彼らは、みんなが投資をしている時よりギャンブルをしている時の方が儲かるんだ。
誰かが1日に20回も売買を繰り返し、スロットマシンのレバーを引くような興奮を得ている時により儲かるんだ。」
マンガー氏はいつものように辛辣かつ的確に状況を批評する。
今の状況は投機の熱狂(mania)に近い。
コンピューター同士がアルゴリズムを用いトレードしている。
人間は株式のことは無知で、さらに無知な証券会社からアドバイスを受けている。
マンガー氏は、現状を「信じられないほどばかげた状況」と表現している。
そして、米社会・米経済の成功にとってやや不吉さを感じさせる感想を述べている。
「奇妙なのは、これらのカジノ的行動が多くの節度ある長期投資と混在しシステムが成り立っている点だ。
世界のいかなる賢明な国家も、こんな結果を得たくはなかったろう。」