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【短信】インド、中国、ブラジル、アフリカ、金:マーク・モビアス

新興国市場投資の大ベテラン マーク・モビアス氏が、今後25年の経済・投資を展望している。


「インドや中国、ブラジルなどの主要新興国が世界をリードする存在に成長するだろう。
ケニアなどアフリカ諸国も有望だ。」

日本経済新聞から25年後の世界経済の勢力図を尋ねられ、モビアス氏が話した。
新興国の成長の鍵として情報技術の発展を挙げた。
一方、先進国の勢力は相対的に弱まるという。

また、金投資が有望であるとの従前からの見方を繰り返した。

金の価格は今後10年で2倍になりうる。
25年後には3~4倍になる可能性もあるだろう。

根拠は「安全資産としての需要」が大きく拡大するためという。
裏を返せば、本来安全であったはずの通貨が信頼を失いつつあるためだ。
消去法で金が買われるとの考えだ。
モビアス氏は、私たちが今「通貨とは何か」という問いに直面しているのだという。

暗号資産(仮想通貨)を通貨とみなせば世界の通貨供給量を把握するすべはないという状況下で、中央銀行はインフレ率という指標にとらわれてお金を刷り続けている。
通貨の信認はすでに低下しつつある。

興味深いのは、その次だ。

「ドルやユーロ、人民元など一部の通貨はいずれ金を裏付けとする金本位制に移行する可能性がある」

金本位制を予想するのも面白いが、ここで円が入っていないのはもっと面白い。
きっと老人は気を使ってくれたのだろう。


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