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【短信】そうあることではない:モハメド・エラリアン
2022年5月2日

アリアンツ経済顧問モハメド・エラリアン氏は、金融緩和を継続する日銀のスタンスに触れ、結局は右に倣うことになると予想した。


全く興味深い。
主要中央銀行が流れに逆行しようとするのはそうあることではない。
途上国の中央銀行がやろうとして、すぐに勉強することだ。

エラリアン氏がBloombergで、岩のように動かない日銀の金融政策についてコメントした。
われらが日銀が途上国の中央銀行に喩えられている。

途上国の中央銀行は何を学ぶのだろう。
エラリアン氏は、金融緩和による通貨安誘導を2つの段階に分けて解説した。
第1段階は、歓迎されるステージだ。
輸出の国際競争力が増し、デフレ・リスクが減る。
エラリアン氏は、この段階では、日本人も円安を歓迎したと見ている。
問題は、最近の第2段階だ。

しかし、今月、状況が少し秩序を失い、日本人は心配を深め、日本の輸出競争相手も心配を深めたのだろう。
だから、そう容易ではなく、最終的には日銀は他の中央銀行を追随せざるをえなくなる。

エラリアン氏の解説は、幸か不幸か、円が地滑りを起こす心配はないとの認識に基づいているようだ。
だから、「興味深い」と言いながら、実はとても冷淡なのだ。

基本的には日本人にとっての問題だ。
日本は過去ほど世界の貿易において重要ではなくなっている。・・・
国際システムをイラつかせるだろうが、(80年代のプラザ合意などのような)大きな問題にはならない。

実際のところ、G20を見ても、これほどの円安でも「国際システム」はイラつかなかったようだ。
やはり一番心配しているのは日本人自身で、心配の内容は貿易などを超えてはるかに深刻なものなのではないか。
杞憂であることを祈ろう。


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