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ハワード・マークス 【短信】さらに下がる、準備を:ハワード・マークス
2020年4月2日

オークツリー・キャピタルのハワード・マークス氏が、コロナ・ショックについて悲観的な見通しを述べた。


今のところ、悪い結果の方がはるかに幅広く存在するように思える。
社会的孤立、病気と死、経済の縮小、政府への大きな依存、長期的影響の不確実性などだ。
主たる疑問はどの程度まで進むかにある。

マークス氏が3月31日付のメモで、コロナ・ショックについての見通しを語った。
同氏は丁寧に楽観シナリオ、悲観シナリオを分析し、現状では悲観シナリオが勝るとの結論に達したようだ。
ただし、これはまだ日頃からマークス氏のいう《一時的思考》の範疇かもしれない。
投資家はここで他の投資家を見回し《二次的思考》を巡らさなければいけない。

金曜日(3月27日)には資産価格はかなりの楽観シナリオによっており、悪化の可能性を十分に見ていなかったと思う。
これらすべてのことに対する私の反応は、価格がさらに下落すると予想することだ。

マークス氏が明確にさらなる下落を予想している。
これは、従来のスタンスから明らかに変化している。
これまでマークス氏は、相場の先行きは予見できないが、それでも慎重に少しお買い得なものを買うべき時と話してきた。
しかし、このメモに買いを奨めるメッセージは見られない。
まだその前段階にあると匂わす記述がある。

「最も重要なことは、下落に対応し利用する準備をしておくことだ。」

少し買うことから、将来のチャンスに備えることにメッセージが後退したように見える。
これは結語の中でも明確に語られている。

今日でこそ状況が変わらないように見えるものの、世界はいつか正常に戻る。
健康においても金融においていも、一番重要なのは、それまでどうするかだ。
安全を心掛けろ!


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