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【短信】これは世界の終わりではない:デービッド・ローゼンバーグ

ベア派エコノミストのデービッド・ローゼンバーグ氏が、米国株市場の調整入りを予想したが、同時に世界の終わりではないとも言い添えている。


私がずっと言ってきたこと、おそらく市場にとっての試練とは、そのプライシングだろう。

ローゼンバーグ氏がCNBCで20日、弱気に振れた米市場についてコメントした。
米市場には多くの不確実性があるものの、やはり株価水準の問題が大きく効いているというものだ。
2月には31倍だったCAPEが9月に入って38.3倍と、1999-2000年のドットコム・バブルに次ぐ水準で上昇している点を指摘した。

現実は『山高ければ谷深し』だ。・・・
問題の一端は、市場が極度に割高になっていることだ。

市場には多くの悪材料がある。
デルタ変異種、財政刺激策の遅れ、ここに来て中国の恒大集団など。
もちろんそれらも悪材料だが、それが下げにつながる背景には市場のバリュエーションがあるとローゼンバーグ氏は言いたいのだ。

現在、調整段階に入ったのだと考えている。
これは世界の終わりではない。
買いに入れる調整だ。

弱気スタンスを語ることの多いローゼンバーグ氏としては、決して弱気ではないコメントだ。
7月終わり同氏は、押し目買いの誘惑に負けず、ポートフォリオをディフェンシブにシフトするよう説いていた。
それから比べると、決して弱気が増したようには聞こえない。
ただし、押し目買いについては確信がないとも言い添えている。
市場の実態は主要指数だけでは見えず、中身をよく吟味するよう奨めている。


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