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【短信】この金利低下は株に悪いニュース:デニス・ガートマン
2021年10月27日

デニス・ガートマン氏は、債券市場が弱気(金利上昇)から強気(金利低下)に転換したと予想し、それが米国株市場にとって凶兆であると話している。


「私はこれまでしばらく債券価格は下落し、利回りが上昇すると主張してきた。
興味深いことに、金曜日の長期債はとても奇妙なテクニカルを示した。
アウトサイド・リバーサルが起こり、新安値をつけた後に前日高値を超え、それより高値で引けた。」

ガートマン氏がBloombergで、得意のチャート分析を披露した。
同氏によれば、みんなが債券に弱気に傾いていたのに、突如として相場が反転したという。
ガートマン氏は、長期債価格が下落から上昇へ、長期金利が上昇から下落へトレンドを変えると予想している。

これは経済については恐ろしいことで、株式市場については心配なことだ。・・・
静かにゆっくりコツコツと債券市場に対して強気になり始めるべき時だ。
これは株価には良くないことであり、要注意だ。

ガートマン氏は長期金利低下を悪いニュースと見ている。
これは、経済が悪化しリスク資産が下落し長期債が買われる展開を予想するためだろう。
同氏は長期金利上昇めどについて、短期的には「数週間前の1.35%ぐらいまで大いにありうる」と話した。
一方、5年後ならば「3-4%まで間違いなく戻る」という。

ガートマン氏は、FRBのテーパリングの公表・開始を12月、利上げ開始を2022年末か2023年初めと予想している。

ガートマン氏は最近、徐々に弱気スタンスを強めている。
特に夏あたりから兆候を指摘し始め、今月半ばには強気相場から弱気相場への転換がゆっくりと始まったと話していた。
ただし、この時と今回の共通点は「ゆっくりと」という言葉。
同氏は、トレンド転換が瞬時に起こるとは考えていない。

株価は極端に伸びきっており、極めて買われすぎだと思うが、ダウ平均とS&P 500に関する限りは新高値をうかがうだろう。
NASDAQでさえ、強気相場が完全に終わるまでには新高値をつけるかもしれない。


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