クレディ・スイスのジョナサン・ゴラブ氏が、足元の高成長・高インフレを一過性と見た上で、株価上昇を予想し、バリュー株を推奨している。
「今年の第2四半期は、1952年以降最も速いGDP成長を遂げた四半期になる。
基本的に、第2次大戦後のマーシャル・プランで欧州を復興して以来だ。
利益成長は、低かった前年と比べ61%増と予想されているが、私たちは75%と予想しており、もしも間違っている場合、楽観が足りなかった場合だと考えている。」
ゴラブ氏がCNBCで、強気予想を述べている。
同氏はブル、特にテクノロジー・セクターへの強気で有名なストラテジスト。
足下の「経済には火がついている」と米経済の現状を描写している。
経済・市場が大いに好調であることが、逆に、人々に疑問を投げかける。
これに対する疑問は、何が次に来るのか、インフレはどこに行ったのか、経済成長はいつまで続くかといったことだ。・・・
わかっているのは、1年後にはこの水準の経済成長ではないこと。・・・
また、インフレは一過性であり、永遠には続かない。
ゴラブ氏は、現状とるべき投資戦略を整理している。
経済がより鈍化すると信じる場合:
「グロースに投資すべきだ。
テクノロジーにローテーションして戻るべきで、最近金利低下とともに起こってきたことだ。」
力強い経済成長がしばらく続くと信じる場合:
バリューに投資すべきだ。
私はこちらの意見だ。
現在の状況は一過性のものだが、長い一過性だ。
6か月か18か月かわからないが、もうしばらく美味しい時期が続くだろう。
テクノロジー・セクターに対する強気で有名なゴラブ氏が、今はまだバリュー株を推奨している。
成長継続シナリオにともない、ゴラブ氏の推奨セクターは金融、エネルギー、一般消費財。
年末のS&P 500予想は4,600ドル。