ブラックストーンのバイロン・ウィーン氏が、「2021年のびっくり10大予想」の中で予想したドル高と年前半の米国株市場の調整について、始まりつつある可能性があると話している。
「それは勇気づけられるよ。」
今年の「びっくり10大予想」は、びっくりじゃないものが多かったとCNBCで指摘され、ウィーン氏が答えた。
ウィーン氏は10のうち7つについてコンセンサスと同方向であることを認めている。
同方向だが、極端な程度で起こるとするものだ。
コンセンサスと同方向だが程度が極端になるとするサプライズとしては、例えば:
- S&P 500: 年前半に20%調整しても、年後半に4,500に達する。
- 米10年債利回り: 2%に達する。
- MMT: デファクトではすでに実現しているが、大っぴらに始める。
一方で、コンセンサスと逆方向のサプライズも3つあるという:
- 米中の関係改善。
- 司法省がGoogle、Facebookに対する姿勢を軟化。
- 米ドル高。
ウィーン氏は、経済・市場とドル高の関係について尋ねられている。
コロナ後に米経済がより強く回復することを市場が見込んで、それがドル高を呼ぶとする予想だ。
しかし、ドル高は経済に悪影響も及ぼし、それは市場にも波及する。
ウィーン氏はそれが「びっくり予想」のどこに現れているかを解説している。
それこそ、私たちが年前半に(株式市場の)調整を予想する理由なんだ。
そして、今おそらくそれが始まるところなんだ。