【グラフ】ビル・グロス:この数日が正念場

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債券王ビル・グロス氏が10年と5年の米金利についてツイートしている。
現状があと数日続けば、債券の弱気相場(≒金利上昇局面)が確定的になるのだという。


米5年債・10年債利回りが重大な趨勢的(過去25年)トレンド線に達している。
5年が2.25%、10年が2.45%だ。
これがあと数日続くなら、弱気相場が確定的になる。

早速、最近1年の両利回りを見直してみよう。

米10年債(青)・5年債(赤)利回り(過去1年)
米10年債(青)・5年債(赤)利回り(過去1年)

チャートの最後のデータ・ポイントは先月28日。
昨日2日でみると、5年が2.25%、10年が2.46%だ。

また、この数か月の10年-5年スプレッド縮小(≒イールド・カーブのフラット化)も目に付くところだ。

超長期のトレンドを見てみる。

米10年債(青)・5年債(赤)利回り(超長期)
米10年債(青)・5年債(赤)利回り(超長期)

なるほど、長期金利が歴史的低水準に低下した昨年以降、長期トレンドがいつ上昇局面に入ってもおかしくない状況だ。
人々が半ば期待し、半ば恐れる長期金利上昇は本格化するのか。

あわせて読み取れるのが、過去まだインフレや金利が高かった時代、10年-5年スプレッドがさほど大きくなかった点だ。
この現象に再現性があるのなら、将来のイールド・カーブの形状を予想するヒントになるのかもしれない。


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