CNBCが教える新興国市場の3つの魅力

米ドル

米金融チャンネルCNBCが新興国市場の上昇はまだ終わっていないとコメントしている。
新興国の株式・通貨が魅力的な理由を3つ挙げている。

  • 新興国市場のマクロ経済が強さを増している。
    中国だけでなく、ブラジルとロシアの寄与が大きくなっている。
    回復が広い分野に及んでおり、これが持続性を高めている。
     
  • 経済回復が企業収益の改善に結びついている。
    利益予想の下方修正が減り、投資家のセンチメントが改善している。
     
  • 投資家の選択肢が乏しいこともプラスになっている。
    新興国市場への資金流入は2012年以来初めてプラスに転じた。
    流入の9割はBrexit後の流入であり、欧州のリスクを嫌った投資マネーの一部が新興国に向かっている。

コモディティ相場の下落もあって劣悪な状態が続いた新興国市場だが、持ち直しが進んでいる。
果たしてCNBCが言うようにさらに上昇が見込めるのだろうか。
多くの投資家の不安要素はFRB利上げであろう。
超低金利が続いたドルからのキャリーが巻き戻しを起こすではないかとの懸念である。
2013年のテイパータントラム(バーナンキ・ショック)では、バーナンキ議長(当時)がQE縮小の可能性に言及しただけで新興国市場は大荒れとなった。

しかし、CNBCは「新興国株式は成長期には米金利上昇の悪影響を受けない」と主張している。

「1999年・2004年、米国が好況と利益成長によって金融を引き締めた時、新興国株式はいいパフォーマンスだった。
2015年・1994年、米国の金利が横ばいで経済成長は弱かった時、新興国株式のパフォーマンスは悪かった。」