ウォール街

Business Insider:インデックス投資のリスクとは

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Business Insiderが「現在の市場の5大バブル」と題する記事を掲載している。
不動産、仮想通貨、株式、信用、インデックス投資がそれだ。

現在の市場がバブルかどうか、それぞれの資産クラスがバブルかどうかには議論もあろう。
ここで論じたいのはその点ではない。
最近にわかに懸念が高まっているインデックス投資・ETFに対する不安についてである。
BI記事ではこの点に触れており、インデックス投資の問題点としてコモディティ市場での先例を紹介している。
それは2006-08年、コモディティ指数のスワップが流行った時期のことだ。
コモディティは他の資産との相関が独特で、新たな資産クラスと考えられたのだという。

問題だったのは、コモディティが単一の『もの』としてひとまとめにされたことだ。
コーン・原油・銅のファンダメンタルズはまったく異なる。
しかし、ファンダメンタルズは無視され、すべてのコモディティ価格が一緒に上昇し、マネーがそこに流入し続けた。

コモディティ指数への投資が人気になったため、指数を構成する個々の商品が内容と関係なく買われてしまった。
そして、これが投資家のある種の熱狂を呼んだ。

「投資家は、コモディティ投資が新たなパラダイムに入ったと信じた。」

ところが、この熱狂は根拠なき熱狂に過ぎなかった。
サブプライム/リーマン危機が訪れ、世界経済は深刻な不況に突入する。

「コモディティ指数スワップへの流入が逆転し、原油ほかほとんどのコモディティの価格がクラッシュした。」

これと似たことが今、米国株について心配されているのだ。
2009年からの一本調子の上げ相場は、銘柄選択を不要にした。
手間とお金をかけて銘柄を精査するより、何も考えない株価指数連動型ファンド、とりわけETFへの投資を有利にした。
株価指数の上昇は、ファンダメンタルズのともなわない銘柄まで株価を引き上げているかもしれない。

「株価指数連動型ファンドへの資金フローが逆転する時、とてもひどい終わり方をするだろう。」