藤巻健史議員:円暴落はいつか来る

出口

「オオカミおじいさん」こと藤巻健史参院議員が、量的緩和政策の出口について心配している。
日本は出口でギリシャ化し、政府・日銀間の論争の末、結局「悪性インフレ」に至るという予想だ。

藤巻氏は週刊誌に寄せたコラムで、ギリシャと日本の違いとして通貨発行権の有無を挙げている。
EU加盟国であり、通貨統合に参加しているギリシャには通貨発行権がない。
一方、日本は日銀が自由に通貨を発行できる。
量的緩和を「日銀が紙幣を刷っては政府に渡すこと」と要約し、それがあったから日本はギリシャのようにはならなかったと解説する。
問題は、この仕組みが変化する時、つまり、量的緩和が出口を迎える時である。
藤巻氏はバトルを予想する。

「安定的に2%を達成したら、どうなるのか?
その時点から、日銀と政府のバトルが始まると私は思うのだ。」

日銀は2%のインフレ目標を掲げ、達成の手段として量的緩和を実施してきた。
量的緩和は成果も上げたが、副作用も指摘されている。
目標が達成された時、それでも継続する大義名分はあるのか。
仮に日銀が量的緩和の出口を模索すれば、日本とギリシャの差は縮まり、日本はギリシャ化しかねない。

仮に、日銀が量的緩和を終えようとするなら、ある程度の金利上昇は避けられない。
それは、政府からすれば、資金調達が不利になることを意味する。
マイナス金利の今から比べれば、予算編成は相当窮屈になるだろう。

藤巻参議院議員は想像する:

「異次元の量的緩和政策は出口がない。
紙幣増刷はとどまることを知らず、悪性インフレに。
それが歴史の教えだ。」

「ガラガラポン」だとか、「ハイパーインフレ」だとかいった言葉を使わない分、説得力があり不気味に聞こえる。
「悪性インフレ」という言葉は、ボディー・ブローのように効いてくるいやな言葉だ。