河野龍太郎氏:いつかは支えられなくなる

河野龍太郎

BNPパリバの河野龍太郎氏が金曜日の日銀金融政策決定会合についてコメントした。
日銀のETF購入が当座の株価下支えになるとしても、いつかは実体経済との間の乖離に耐えられなくなるという。

28-29日の金融政策決定会合では、今年1月のマイナス金利導入決定以来の追加緩和が決まった。

  • ETF買い入れ額を年3.3兆円から6兆円に拡大
  • 国債やREITの買い入れは据え置き
  • マイナス金利0.1%も据え置き

河野氏は産経新聞で日銀の意図を解説している。

「日銀が上場投資信託(ETF)の買い入れ拡大を決めたのは、国債購入の増額とマイナス金利の深掘りが限界に達した中で、ゼロ回答では金融市場に大きな失望を与えると判断したためだろう。」

日銀も政府も株価下落を嫌っており、ETF買い入れは黒田プットと受け取られるだろうという。
しかし、こうした株価下支え効果も長くは続かず、いつかは実体経済との乖離に耐えられなくなると河野氏は予想する。

「ETF購入で株価を押し上げても実体経済との隔たりが広がるだけで、いずれは支えられなくなる。
日銀は深みにはまってしまったといえる。」