レイ・ダリオ:ECBテイパリングの可能性

レイ・ダリオ

Bridgewater AssociatesのRay Dalio氏が、ECBのQEテイパリングの可能性について分析している。
仮にECBがテイパリングに踏み出せば、甚大な影響が経済・市場に及ぶと顧客に説明している。

ダリオ氏らが金曜日に顧客に送った書簡についてBusiness Insiderが伝えている。
ダリオ氏の書簡は『ECBがテイパリングすれば欧州の経済・資産・統合に極めて悪い影響を及ぼす』と題されている。
書簡では、そのタイトル通りの主張がなされており、「大きく、悪い結果」が及ぶのだという。

ブリッジウォーターは、ECBがテイパリングに舵を切った際の影響を試算している。
1年かけて債券買入れ額をゼロにした場合

  • GDPは1%減少
  • 同等の効果の利上げに換算すると1.25%の利上げに相当
  • ユーロ相場は5-10%上昇
  • インフレは約0.3%低下

と推計している。
この数字をブリッジウォーターは「大きく、悪い結果」と評価しているのだ。

ECBの資産買入れプログラムは、現状2017年3月まで継続するとされている。
10月上旬にBloombergがテイパリング開始の観測記事を報じ、債券王ビル・グロス氏がそれに反応するような一幕もあったが、市場の大勢は2017年3月以降も継続されるだろうという見方だった。
その後、ドラギECB総裁の発言をめぐって見方は二転三転している。