レイ・ダリオ:守れない約束

レイ・ダリオ

Bridgewater AssociatesのRay Dalio氏が、世界のさまざまな形の債務は履行不可能になると語った。
債務のスーパーサイクルが終わりを迎えれば、大きなスクイーズが起こると予言している。

NY連銀主催セミナーでのダリオ氏の講演内容をValueWalkが伝えている。

「(債務の拡大が止まらないのは)世界的な問題だ。
日本は限界に近く、欧州は一歩後ろでそれに続く。
米国は欧州から一・二歩後ろ、中国は米国から数歩後ろにいる。」

ダリオ氏は、数十年続いた債務のスーパーサイクルが終わりつつあるとの持論を説明した。
各国の債務拡大の限界が近づきスーパーサイクルが終われば「大きなスクイーズ」が起こるという。
ダリオ氏は、日本が先頭を走っていると言っているのだから、日本が初めにスクイーズを食らうと考えているのかもしれない。

「守ることのできない約束があまりにも多い。
債務の形のものだけでなく、医療・年金費用などの形のものもある。」

中央銀行は、こうした政府の債務負担を軽減するためにも超低金利政策をとっている。
しかし、ダリオ氏はそれも限界に近づきつつあると考えている。
仮にそうだとすれば、金利上昇の可能性が出てくるが、経済成長をともなわない限り金利上昇は資産価格に悪影響を及ぼす。
とりわけ債券価格への悪影響は直接的だ。

「1981年の債券市場崩壊以来で最悪の債券価格下落を引き起こすには、わずか100ベーシス(=1%)の金利上昇だけでいい。」