モルガン・スタンレー:9月利上げはない

モルガン・スタンレー

米国債に強気の見方を続けてきた米モルガン・スタンレーは、ジャクソン・ホール講演の内容から、FRBの9月利上げはないと予想している。
引き続き米5年国債の購入を推奨している。

ジャクソン・ホールを挟んでFRB高官はさかんにタカ派的な発言を繰り返した。
スタンレー・フィッシャーFRB副議長は、9月利上げの可能性を排除すべきでないとさえ示唆した。
これに反応し金利が上昇(債券が下落)する中、モルガン・スタンレーは5年国債を推奨し続けているとBloombergが紹介している。
モルガン・スタンレーの認識はこうだ。

「ジャクソン・ホールでは、我々の米国債への見方を変化させるような発言はほとんどなかった。
8月の雇用統計はリスクを示しているが、市場に織り込まれた9月利上げ確率は100%ではなくゼロに終わると信じている。」

Bloombergによれば、市場が織り込む9月利上げの確率は36%だという。

モルガン・スタンレーはかねてからの米国債ブルだ。
7月には、来年の第1四半期までに、米10年債利回りが1%まで下がる(債券価格は上がる)と予想している。
これは、為替相場の予想にも直結する。

FRB利上げに強気なモハメド・エラリアン氏は、2日に発表される雇用統計が良好なら、9月利上げ確率は60%から80%に上昇すると予想している。
同じく強気派のゴールドマン・サックスは、イエレン議長の講演での言及から、9月利上げ予想確率を30%から40%に引き上げている。