マーク・ファーバー:現金は最悪の投資対象

マーク・ファーバー

スイス人著名投資家マーク・ファーバー氏が、世界的な金融緩和環境での投資戦略について語った。
従来リスク・オフの受け皿として働いていた現預金がその機能を失いつつあると説いた。

痛みを受け入れろ

マーク・ファーバー氏がオーストラリアでのコンファレンスで、主要中央銀行は利上げすべきと語ったとAFRが伝えている。
利上げを急げば不況に突入しかねないとの声も多い中、ファーバー氏の意思は堅固だ。
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「政治的には正しい発言ではないのだが、西側世界の社会システムや資本主義には深刻な不況が望ましい。
なぜなら、経済に占める金融セクターの割合がまだ大きすぎるからだ。」

リーマン危機の原因の一側面は、金融セクターのレバレッジが過大に拡大したというものだった。
FRBは量的緩和という手法で危機からの脱出を図ったが、結果、社会全体のレバレッジは小さくなるどころか大きくなってしまった。
FRB、金融市場、実体経済ともに超低金利に慣れきっており、正常化の過程では痛みが避けられない。
ファーバー氏は、その痛みを受け入れろと主張しているのだ。

ファーバー氏の終末シナリオ

ファーバー氏はその上で《終末博士》らしい可能性を提示している。

  • 中央銀行は現行の極端な金融政策からの正常化をしなくない、できないと考えているのだろう
  • FRBはマイナス金利政策に着手する可能性がある
  • S&P 500が2月安値の1,810まで下げれば、FRBは株式の買入れを始める
  • 株式市場がクラッシュしてしまえば、そうした買い支えも効かない

「バブルをショートするのは難しい。
いつバブルが崩壊するかは予測できないからだ。
日経はかつて25,000まで行きバブルと思われたが、その後39,000まで行った。」

(次ページ: ファーバー博士の投資戦略)