ピーター・シフ:経済回復というバブル

ピーター・シフ

Euro Pacific CapitalのPeter Schiff氏が、最近輝きを失いつつあった金相場を擁護した。
FRBは年内利上げに踏み切らず、金相場も活況を保つと予想している。

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年初よりリスク・オフの受け皿となってきた金が足踏みしている。
年内のFRB利上げ観測が強まるとドル高が進行、金価格が低下する流れとなっている。
インカム・ゲインのない金は、利上げによって、インカム・ゲインのある預金・債券との比較で魅力を減じられる傾向がある。

シフ氏は、FRB利上げの根拠となっている米経済の回復(雇用・インフレなど)に異議を唱え続けている。

「経済回復というのは全く間違いだと確信している。
回復は幻想にすぎず、巨大なバブルにすぎない。」

シフ氏によれば、FRBが9月に利上げを見送って以来、経済データは大幅に悪化したという。
米大統領選の不透明感も加味すれば、FRBが年内利上げのリスクを冒すとは考えにくいという。

「みんな天国に行きたいのだが、死にたくはない。
それが問題だ。
この偽りの経済回復が終わるまで、真の経済回復はやってこない。
しかし、政治的な理由から、それは起こらない。」

シフ氏の経済見通しはいつも思想的だ。