ピーター・シフ:債券ファンドに債券を組み入れていない

ピーター・シフ

Euro Pacific CapitalのPeter Schiff氏が、米金融政策の方向性を占った。
年内利上げの可能性が囁かれる中でも、シフ氏の見方は量的緩和への逆戻りである。

シフ氏によれば、FRBはすでにQE再開に向けて動き始めているという。
FRBの利上げアピールはブラフで、もしも利上げを続ければ、米経済は内部爆発するだろうと、シフ氏は考えている。
確かに、この2年、利上げへの道のりは険しかった。
2年で2%というペースが語られたこともあったが、実際にはようやく25ベーシス上げただけだ。
次から次へと何かが起こるたびに、利上げが先延ばしされてきた。

「利上げのポーズを続けているが、次から次へと言い訳を繰り返している」とシフ氏は笑う。
1-2年前の時点でこうした展開を予想したのは自分だけだったと胸を張る。
そして、今後の展開を予想した。

「金融緩和に回帰するために、FRBはレトリックを調整してくるだろう。
まもなく利上げしない可能性を言い出し、利上げ側のバイアスはなくなったと言い出し、緩和側にバイアスが移ったと言い出す。」

シフ氏は、世界中の中央銀行の誤った金融政策が債券バブルを生んだと断言し、一時上昇した米国債への投資を警告した。
債券ファンドを運用しているものの、債券は保有していないのだという。

「(米)債券を組み入れていない。
債券バブルには参加したくない。
このファンドはナンバー・ワンになるだろう。
保有しているのは、超短期の債権と外貨だけだ。」