ビル・グロス:ECBはテイパリングへ

ビル・グロス

債券王ビル・グロス氏が世界の金融市場の転換点に賭けている。
ECBにテイパリングの気配を察し、保有欧州債券を短期化した。

Broombergは5日、ECBがテイパリング(量的緩和における買入れ額の縮小)を開始する意向と報じた。
こうした気配に誰よりも早く反応したのがグロス氏だ。

グロス氏はECB議事録への市場の反応を察すると、素早く動いた。
これまで欧州債券について長めのデュレーションのポジションを持っていたものを短めのデュレーションに転換した。
これは、ユーロ金利の読みを低下から底打ちに変更したことを意味する。

グロス氏の読みが正しいとすれば、欧米の金融市場が金利上昇サイクルに入ることになるかもしれない。
そうした流れの中、日本だけがさらなる緩和を続けられるのか。
金融政策のダイバージェンスは円安という面ではいいかもしれないが、マネーフローを不安定にしかねないリスクもある。
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グロス氏はその他2点を指摘している。

  • ドイツ銀行の信用不安は、債券投資家より株式投資家にとってリスクが大きい。
    ドイツ政府とECBはこれ以上の問題化を防ぐ方向に動くだろう。
  • ビットコイン他の仮想通貨の技術が安全資産となるまでにはまだ時間がかかる。
    グロス氏はまだそうした分野に投資していない。