ビル・グロス:債券は資産じゃない。負債だ。

ビル・グロス

債券王ビル・グロス氏が、米経済の回復に力強さが見えないと心配している。
好調が伝えられる消費支出が持続可能でないように思われるからだ。

7月の米雇用統計は好調だったし、消費支出も好調な統計が続く。
しかし、グロス氏は低下する貯蓄率に注目すべきとBloombergで指摘した。
貯蓄率低下をともなう消費増は持続不可能だからだ。

グロス氏は、金融政策は「効果が小さく死にかけている」とし、好調な雇用統計でも9月利上げはないと予想している。
一方で、金融政策の副作用は深刻になるばかりだ。

「年金や零細企業は、7-8%の年金支給を期待している。
もしももらえなければ問題になる。」

グロス氏は、投資が4%前後のリターンしか期待できないなら、保険料を引き上げるか支給額を減らすかが必要になると指摘する。
先月の月例書簡では、低金利が銀行・保険・年金・預金者を苦しめていると書いている。

「FF金利は引き上げないといけない。
さもないと、資本主義や金融機関がダメージを受ける。」

金融政策が、金融市場の重要なプレーヤーを損ねることが懸念されている。
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個人投資家への推奨は今月の月例書簡に沿った内容だ。

「債券は資産じゃない。
マイナス金利の環境では、債券は負債だ。
一体誰が買いたがるんだ?」

選択肢は少ないとし、不動産や金を薦めた。