デニス・ガートマン:原油は数年35-55ドルで推移

デニス・ガートマン

コモディティ王デニス・ガートマン氏は、当分の間、原油市場の供給過剰が続くと見ている。
物価上昇率にも大きな影響を与える原油価格だが、このルートを通したインフレ上昇は見込みにくいようだ。

ガートマン氏は、原油価格の低迷が当面続くと予想している。
先物相場のコンタンゴに注目する。

「コンタンゴは拡大し続けている。
これは、市場への供給が潤沢であることを示している。
コンタンゴが開き続ける限り、原油は備蓄のために買われており、価格は下がっていく。」

ロシアとサウジアラビアが減産で足並みを揃えるとの報道もあるが、ガートマン氏は供給過剰の解消につながるとは見ていない。
米国内での原油生産が需給を緩ませてしまうからだ。
「現在の原油価格で採算が合わないのは、完全に非効率な掘削業者だけだ」と指摘、少しでも原油価格が上昇すれば、米国内の新たな供給源が加わってくる構図を説明した。
中東やロシアは、自国の生産を減らすことはできるが、米国に減産させる術はない。

ガートマン氏は、今後数年、原油価格が35-55ドルの間に収まると予想している。