デニス・ガートマン:原油は上値が重い

デニス・ガートマン

コモディティ王デニス・ガートマン氏が金と原油の相場動向について語った。
金については引き続きユーロを調達通貨とする投資を勧め、原油相場は上値が重いと予想した。

ガートマン氏は先週火曜日CNBCで、ドルと金の動きについてこんな発言をしている。

「ドルが過去6-7日上げる傾向にあったにもかかわらず、金が堅調で上昇さえ試した点はすばらしいことだ。」

言うまでもなく、ドル相場と金価格とは逆行する傾向がある。
ガートマン氏は、ドルと金がともに堅調となったことが「何かを物語っている」と示唆する。
ただし、金投資となると、ドル建ての金投資ではなく、ユーロ建ての金投資を勧める。
金の下落リスクよりユーロの下落リスクの方が想定される下げ幅が大きいからだ。

産油国間の減産協議が進む原油については、ガートマン氏は依然慎重だ。
サウジ・アラビアとイランが減産で合意しても、ロシアが追随するとは限らないとガートマン氏は考えている。
ロシア政府はOPECに追随すると言っているが、国営ロスネフチはまだしたがう構えを示していない。

原油相場を押し下げるのは海外要因だけではない。
原油価格が上昇すれば、米国内で休止中の油田が操業を再開し、あらたな掘削も始まる。
結局、原油価格上昇の妨げとなる。

「原油相場はどう動くか?
両方の可能性を見れば、上がるというよりは、下がる可能性の方が高いだろう。」