デニス・ガートマン:リスク・オフの金・米ドル

デニス・ガートマン

コモディティ王デニス・ガートマン氏がトランプ氏勝利によるコモディティや為替への影響を解説した。
金、卑金属、米ドルに強気の見方を示した半面、エネルギー価格にはマイナス要因となりうると指摘した。

コモディティ王はトランプ勝利によって銅、鉄鋼、石炭(業界)、金が恩恵を受けるとCNBCで予想した。
トランプ政権の先行き不透明感への嫌気が投資家を米ドルや金などに向かわせ、この傾向が長く続くだろうという。

「世界はトランプ氏勝利に準備できていない。
だから、マネーはより安全な資産に逃避しようとしている。
金であり、日本円だ。」
(本発言はドルがリバウンドする前のもの。)

ガートマン氏は、トランプ氏の掲げるインフラ投資が、先行指標の性質を持つ鉄鋼・銅などの卑金属の価格に恩恵を及ぼすとしている。
一方、原油価格については慎重な見方をしている。

「エネルギー関連について、新しい大統領ははるかに拡張的な政策をとるだろう。
原油生産者にとっては助けになるが、原油価格にとっては悪い影響を及ぼす。」

また、環境規制の緩和によって石炭が息を吹き返し大きく改善する可能性があるという。
天然ガスなども増産となり、生産者は潤うだろうが、価格には悪影響を及ぼすとした。

一方、トランプ勝利で打撃を受けるのは欧州だという。

「トランプ氏は保護主義のきらいがある。
損をするのは誰だ?
欧州だろう。
輸出に大きく依存しているドイツだ。」