デニス・ガートマン:アノーマリーと金価格上昇

デニス・ガートマン

コモディティ王デニス・ガートマン氏が、金と債券価格のアノーマリーを指摘している。
このアノーマリーが終われば、金価格は力強く上昇を始めると予想した。

ガートマン氏が、最近の安全資産の価格動向についてある発見をした。

「この世界に40年いて、私はいつもアノーマリーを探してきた。
不思議なことに、6月以来、金と債券が同じような動きをしている。」

金と米国債は安全資産の筆頭候補。
投資家は経済状況に応じて、どちらを安全資産として投資するかをスイッチする傾向にある。
つまり、金と米国債は逆の動きをするというのが、ガートマン氏の捉え方だ。

「これでは意味をなさない。
何年も遡ってみれば、逆の動きをすることがわかるはずだ。」

金と米10年債先物の価格

この現象についてガートマン氏は、投資家が、今後数週間で米国債を売ろうとする一方、金の値上がりに賭けているとの仮説を述べた。
米国債は、FRB利上げ予想の変化等とともに大きく動くため、先を読んで金を買っているというものだ。
ただし、ガートマン氏も確信はしていない。
「この取引であまり大きくリスクをとってはいけない」とブレーキを踏む。
ガートマン氏の大きな絵は別にある。

「金は力強く上昇し、債券は大きく下落に向かうと予想している。
たかが1-2%のためにリスクをとる必要はない。」

ガートマン氏は、金と米10年債の連動が解け、金上昇・債券下落が始まれば、金は40-50ドルは上昇するだろうという。