デニス・ガートマン:もう後戻りできない

デニス・ガートマン

コモディティ王デニス・ガートマン氏が、10月に注意するよう投資家に喚起した。
米大統領選だけでなく、欧州でも政治的不確実性が高まると予想している。

ただでさえ10月は「難しい」月になりがちなのに、今年は「醜い」10月になりそうだとガートマン氏は語る。

「10月は不穏な月になりそうだ。
政治的な状況が、10月を信じられないほど不透明なものにするだろう。
業績発表が始まるが、政治が業績を完全に圧倒するだろう。」

「政治的状況」とは米大統領選だけではない。
Brexitで土台が揺らぐ欧州でも重要な選挙が待ち構える。
イタリアの国民投票、スペイン、オーストリアなどでも選挙が待っている。

ガートマン氏の米国株予想は「下げもありうる」強気予想だ。
そして、株価の最大の決定要因はあいかわらず各国の金融政策だ。

「日米欧のいずれであれ、一番重要なファンダメンタルズは、金融当局が異常に拡張的な政策を継続するかだ。
(日米欧の)中央銀行は選択肢がない。」

中央銀行には金融緩和をやめるという選択肢がなく、だから株も強気と見ざるをえない。
ガートマン氏は中央銀行の状況を解説する。
先進国の中央銀行は、後戻りのできない道を歩いている。

「(日米欧の中央銀行は)自らを極めて困難なポジションに追い込んでしまった。
逆戻りはできない。
これまで以上に拡張的な政策を取らざるをえない。
長い目で見れば、最後にはインフレとなるが、今のところはそうなっていない。」

インフレがやってくる。
でも、いつかはわからない。
こんなフレーズがたくさんの人から聞かれるようになった。