デニス・ガートマンが語る与党勝ちすぎの弊害

デニス・ガートマン

コモディティ王デニス・ガートマンが、米大統領選の市場への影響を予想した。
大統領選と議会選挙両方で米民主党が勝つことになれば、株式市場に甚大な悪影響が及ぶとした。

ガートマン氏はETF.comに、先週までは米大統領と議会の間のねじれ現象が続くと予想していたと明かした。
先週までは、

  • 大統領選はクリントン氏勝利
  • 上院・下院は共和党が与党にとどまる

と予想していたという。
こうしたねじれ現象は「政府の中で最もいい状態」なのだという。

「市場は停滞が好きだ。
政府が何もできないからだ。
政府は誰も害することができない。」

ところが、この1週間のうちに選挙の風景が変わった。
女性蔑視発言やセクハラによってトランプ氏は大きな打撃を受け、ライアン下院議長からも愛想をつかされた。
議会選挙をにらみ、共和党が距離を置き始めた。
一方のトランプ氏はタガが外れたかのように思いのままの発言を繰り返すようになった。
大統領選共和党候補としてのこうした発言は、共和党の議会選挙にも悪影響を及ぼしかねない。
こうした情勢を見て、ガートマン氏は政治の行方を危惧している。

「上院で民主党が勝つのではないかと心配している。
さらに、20%の確率でしかないが、共和党は下院でも負けるかもしれない。」

どこかの国のように、リーダーも両院も一方の勢力が勝つ可能性が出てきたのだ。
状況は似ているようにも思えるが、資本市場への影響は少し異なるようだ。

「民主党の大統領、民主党の上院、民主党の下院が実現すれば、株式市場にとっては恐ろしく弱気要因になる。」

米市場、少なくともガートマン氏は、政治にバランスを求めているようだ。

なお、ガートマン氏は、金や原油について従来の見方を継続している。

  • : ユーロ建てでの保有を推奨。
    円建ても可能だが、ユーロ建てを優先している。
  • 原油: 50-55ドルで米シェール・オイルが黒字になるため、50ドル+に上の壁がある。
    35-40でシェール・オイルの操業はストップするので、ここに下の壁がある。