スティグリッツ:緊縮は負け組をさらに負けに追い込む

ジョゼフ・スティグリッツ

ジョゼフ・スティグリッツ教授が、緊縮財政と生産性の関係について解説した。
PIIGSに緊縮を迫れば、生産性の低下が避けられず、問題は深刻化するだけと指摘した。

スティグリッツ教授はBloombergで、技術革新が生産性を低下させているとの逆説について見解を求められた。
技術革新によるシェアリング・エコノミーの浸透が、総需要を減少させるのではないかとの懸念を踏まえたものだ。
そもそも「逆説」だけに、これについての教授の回答はさほど卓越したものではなかった。
代わりに、緊縮政策と生産性の議論について、教授の一貫した見解が披露された。
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「緊縮政策は生産性にとって本当に有害だ。
緊縮下では、技術やインフラに対する投資が行われない。」

とし、ユーロ圏の重大問題の一つであると指摘した。
生産性向上という観点でもユーロ圏内の格差は大きい。

「ドイツは、教育・技術・インフラに投資する資源に恵まれている。
しかし、ギリシャ・スペイン・ポルトガルなど危機に見舞われた国にはそうした資源がない。
それなのに、財政支出を切り詰めろと命じられた。
結果、こうした国は生産性が低下してしまった。」

と説明、欧州危機の収拾プロセスが、逆に問題を深刻化させていると示唆した。