スティグリッツ:気候変動と経済刺激には炭素税が最適

ジョゼフ・スティグリッツ

ヒラリー・クリントン米大統領選候補へのアドバイザーも務めるジョゼフ・スティグリッツ教授が、炭素税を提案している。
地球温暖化対策としてだけでなく、米経済の刺激策としても最良だという。

炭素税導入は、燃料価格の上昇を意味し、普通ならこれは経済を下押しする。
しかし、スティグリッツ教授はCNNで異なる見解を示した。
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「炭素税は経済を刺激するだろう。」

炭素税が導入されれば、企業がコスト削減のため製造現場やサプライ・チェーンを見直すため、雇用や成長を生むだろうという。
クリントン氏は、COP21パリ協定に沿う形で、温室効果ガスを減少すると公約している。
2025年までに2005年の最大30%の削減となる。
スティグリッツ教授は、すでにクリントン陣営に炭素税を提案したというが、陣営は公約・看板に炭素税を挙げていない。
教授は、内幕を推測する。

「一番重要なのは、トランプ候補を打ち負かすこと。
選挙の看板を何にするかは慎重にならざるをえない。」

クリントン氏の目下の構想は、税ではなく投資と規制だ。
再生可能エネルギー分野での巨額投資と汚染・エネルギー効率についての規制強化である。
税にアレルギーのある選挙民に配慮した結論だろう。

炭素税は中間層以下への負担が重い。
年600ドルと言われる世帯負担について、スティグリッツ教授は補助金・割り戻しで対応すべきとしている。
財源は炭素税そのものだ。

共和党トランプ候補は、気候変動さえ信じておらず、民主党の主張を「単なる極めて高くつく税の一形態」とけなしている。
民主党予備選でクリントン候補に敗れたバーニー・サンダーズ候補は、炭素税を支持している。