ジム・ロジャーズ:主要経済の悪化が中国を巻き込む

ジム・ロジャーズ

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が中期的な世界経済について、弱気の見通しを示した。
あわせて中国とグローバル市場での投資戦略について明かしている。

ロジャーズが中国China Dailyとのインタビューで、今後3年間の世界経済について懸念を語った。
日本・ロシア・ブラジル・米国・欧州(の経済)が悪化しそうな中で、来年は問題やサプライズがやってくるとした。
中国もこの影響を逃れえず、中国企業は海外経済や国内債務へのエクスポージャーに備えが必要とした。

「債務は適切に管理できている限り何も問題ではない。
もしも生産的な目的(工場建設、効率向上、売上獲得、利益計上、債務返済)のための借金ならすばらしい。
しかし、もしもそうでないか、過度の拡大などの過ちを犯せば、苦しむことになる。」

ロジャーズ氏の中国におけるセクター選好は環境・医療・農業のほか一帯一路政策と擦り合うセクターだという。

「こうした企業は何があってもうまくいく。
農業はどこでも強気だが、特に中国ではそうだ。
農業は世界的に30年間も沈んできた。」

と逆張り投資家らしくコメントする。
一方、上がり過ぎた資産クラスは不動産だ。
ロジャーズ氏は、中国の不動産はバブルかもしれないと言う。
「不動産を買いたければ、農地・地方・田舎を買え」と高づかみを避けるよう説く。

ロジャーズ氏は、グローバルな投資機会への見方も示した。
グローバル経済への弱気の見通しを反映して、消極的なスタンスを維持している。

  • 株式・債券はどこのものも買っていない。
  • 農産品コモディティは買うかもしれない。
  • 金は保有しているが買ってはいない。
    買い増せるほど値が下がるのを待っている。