ジム・ロジャーズ:マリファナへ投資しろ

ジム・ロジャーズ

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、柔軟なマインドで状況の変化に対応すべきと説いた。
トランプ政権では金利上昇に向かうとして債券ショートを示唆したほか、雪解けシナリオからロシアへの投資が有望とした。

ロジャーズ氏はMidas Letterのインタビューで、米国が大きく変わりつつあると語った。
投資先に迷ったらマリファナでも買えばいいと喩え話をした。

「マリファナは100年間違法だったが、今は(一部)合法化された。
これは大きな変化だ。
みんな賢明だから、マリファナへの投資を考えるのは難しい。
しかし、事実は事実なんだ。」

少々荒唐無稽な話ではあるが、ロジャーズ氏はかねてより万物の諸行無常を唱えてきた。
物事はあまねく変化することのロジャーズ氏なりの喩え話なのだ。
常に投資のフロンティアで冒険を続けてきたロジャーズ氏らしい思考実験だ。

ロジャーズ氏はトランプ氏勝利で米経済・市場が大きく変化すると考えている。
トランプ氏が言った通りのことをするなら、制裁関税・減税・財政拡大を意味する。
それは、金融市場にも大きな変化をもたらすという。

「大規模な資本的支出、インフレ支出を実施するしかないが、それは債務急増・金利上昇・インフレ上昇を意味する。
私たちは関税やインフレに我慢しなければならない。」

さらに、この政策には持続性の限界があるという。
貿易戦争の話を別としても、米政府の財政は維持できるのか。
最後には、よくないことが起こるとロジャーズ氏は警戒する。

「米国は歴史上最大の債務国であり、さらに債務が拡大している。
そこに減税だ。
・・・
世界の金融システム、とりわけ米国が最終的にもつのか疑問だ。」

こうした大きな見通しに基づき、ロジャーズ氏は投資戦略を語った。

  • 米国債: おそらく売るべき。全体買わない。
  • 米ジャンク債: ショートしている。
  • 金: 買っていない。チャンスを待っている。
  • ロシア: 買い増し中。米国株は史上最高値、ロシアは嫌われている。
  • 中国: 買いたいとは言わない。トランプ氏が制裁すると言っている。