ジム・ロジャーズ:ニセの「新時代」が売りのチャンス

ジム・ロジャーズ

冒険投資家ジム・ロジャーズ氏が、売りのタイミングと歴史の重要さを説いている。
「新たな時代」が到来し、不滅の銘柄がもてはやされるようになったら、それがショートの合図だという。

ロジャーズ氏はTruewealth Publishingとのインタビューで、ショートするタイミングについて尋ねられている。
ロジャーズ氏は、市場だけでなく報道での熱狂を感じ取ることが重要と答えている。

「みんながヒステリーを起こすと、市場動向からそれを感じ取れる。
新聞を読めば、すばらしいだとか、時代は変わったといった言葉ばかりが踊るようになる。
・・・
例えば、Amazon株は絶対落ちないし、Amazonがいつか世界を制するようになるといった具合だ。」

投資家と報道が同じ言葉ですばらしい時代だと騒ぐようになったら、ショートを用意するタイミングだという。
「幸か不幸か」ロジャーズ氏は自身の人生でこうした「新時代」に多く遭遇してきた。
それが往々にして市場の大きな下げにつながったことを考えれば不幸なことだった。
一方、ショートしたことで大きなリターンが転がり込んだと考えれば幸福なことだった。

ロジャーズ氏は、投資において先例を知ることの重要さを強調する。
過去に何が起こったかを知れば、次に何が起こるかを考えることができるからだ。

「歴史をよく理解していれば、おそらくはるかに優れた投資家になれるはずだ。
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何かが起これば、必ず過去にも起きているものだ。」

そして、株式市場の誤解と諸行無常の現実を説明する。

「ニューヨーク市場では、わずか10-15銘柄が平均株価を押し上げている。
Google、Amazon、Appleのような大型株だ。
こうした会社は永遠に続き、どんどん大きくなると信じられている。」

ロジャーズ氏によれば、市場を牽引する銘柄どころか、指数採用銘柄までいつのまにか入れ替わるのが歴史の常だという。

「こうしたことが歴史の基本的な教訓だろう。
もしも投資家として成功したいなら、こうした考え方をしなければいけない。」